胸郭出口症候群の症状は、「手や腕のしびれや違和感」を呈する自覚症状がありますが、腕神経叢もしくは、鎖骨の下の血管が圧迫を受けることによって起こります。
自覚症状としては、
○しびれ
○熱感
○腫れぼったい感じ
○重たい感じ
○言葉で言い表せない違和感
○その他
などがあります。
神経根障害と似てるため、頚椎の異常(椎間板ヘルニア、骨の変形など)を除外する必要があります。除外する方法は、整形学検査によります。比較的簡単に検査できますが、医師に診断していただくことが大切です。
【胸郭出口症候群の原因】・・
胸郭出口症候群の原因は
○頚部の筋肉(斜角筋)による神経の圧迫・・・図の黄色の○部
○鎖骨と肋骨による神経の圧迫・・・図の黄色の○部
○先天的な要因として、頚肋と呼ばれる、頚部にある肋骨が原因で起こる圧迫
○胸部の筋肉によって神経が圧迫されるものがあります。・・・図の赤い斜線部
【胸郭出口症候群の治療】・・
胸郭出口症候群の治療は、まず、診断が重要です。上記の4つの原因の他に、「しびれや違和感」が出る病気が沢山あります。これらを除外する必要があります。
胸郭出口症候群の疑いがあれば、上記の4つの部位での異常を診断していきます。障害部位が判明したら、あとは治療をしていくだけです。比較的、予後は良いようです。
○斜角筋の緊張(痙攣)を治療
前斜角筋、中斜角筋の緊張を和らげる操作や、ストレッチ体操、筋肉が付着している骨の操作{前斜角筋(頚椎3〜頚椎6の横突起)・中斜角筋(頚椎2〜頚椎7の横突起)が起始で、第1肋骨が停止です。}これらの骨の調整が効果的です。
○肋鎖関節症候群を治療
鎖骨と肋骨の間にて、血管や神経が、居心地が悪くなった状態です。肩関節周辺の筋肉の緊張緩和、頚部の筋肉の緊張緩和、鎖骨や肋骨の変位を調整する事が大切です。姿勢を改善することも効果的です。
○頚肋がある場合の治療
診断はレントゲン撮影にて容易に判明します。両側の腕に症状が出ることも多く、解剖学的な問題は解決できません。姿勢の矯正や筋肉の緩和操作、寝具の変更や、骨格矯正が効果を発揮します。
○過剰外転症候群の治療
過剰外転症候群は胸部の筋肉の緊張によって神経、血管が傷害されます。小胸筋という筋肉の痙攣が問題となります。肩甲骨の烏口突起から肋骨に走る筋肉で、腕を内転する働きがあります。顎を引き、肩をすぼめた姿勢となり、障害を引き起こすと考えられています。胸筋の緩和操作やストレッチ、姿勢の改善や、骨格矯正が効果を発揮します。
これらの症状のうち、治りが悪く、ひどいものは手術療法も行われることがあります。ただし、殆んどありませんし、胸郭出口症候群は、筋肉操作や骨の矯正や姿勢の管理によって、克服出来るといわれています。
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