胸郭出口症候群とは 胸郭出口症候群(TOS).view

胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群とは

肩から上腕、前腕、手部にかけての感覚異常です。感覚異常の中には、『痛み・しびれ・温度感覚の異常・腫れ』等が含まれます。実際は、例えようのない、はっきりした自覚症状でない事の方が多いです。特にしびれは顕著に感じることが多く、比較的多い疾患です。
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胸郭出口症候群は、首から出てきた神経叢と、腕から手に走行している動脈・静脈(鎖骨下動静脈)が、頚部・肩部・胸部のどこかで挟まれ、圧迫されて出てくる症状です。これらを縞扼(こうやく)と呼んでいます。


腕神経叢は、頚椎5番〜胸椎1番の神経根が、集合して出来上がります。上肢の末梢神経は、この神経根から成り、筋皮神経・腋下神経・トウ骨神経・正中神経・尺骨神経を形成します。


上記の絵の黄色い線が神経です。そして、赤い線は動脈、青い線は静脈です。これらの神経や血管が、鎖骨と肋骨の間を通り抜けて、腕に走行しますが、この部分には、筋肉が沢山存在しています。


そして、この神経や血管は、この筋肉の隙間をくぐりぬけて、腕に走行しています。ただでさえ、狭い人体の中を走行しているのですから、少しの不具合で、これらの神経や血管が圧迫されるのは、容易に想像できます。


この神経と血管を圧迫する部位は、おおよそ、4箇所に分類しています。したがって、自覚症状も人によって違います。比較的多い主訴は

○横になっているとしびれる

○とにかく腕がしびれているような感じ

○感覚が鈍い感じ

○腫れぼったい感じ

○指先がちりちりしますが、どの指だかはっきりしない

○片腕だったり、両腕だったりします

○その他

などです。

これらは、検査によって、比較的簡単に診断が可能です。また、胸郭出口症候群は、予後がよく、治療次第では、まったく後遺症なく治ります。重傷の場合は、手術療法もありますが、殆んどの場合は、リスクの伴う治療を無くして、治すことが出来ます。
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