過剰外転症候群 胸郭出口症候群(TOS).view

過剰外転症候群

胸郭出口症候群で、頚部の筋肉によって腕神経叢や血管が、挟まれて出てくる自覚症状があります。


そのうち小胸筋と呼ばれる筋肉に挟まれて出てくる症状を、過剰外転症候群としています。
神経圧迫部位.JPG
過剰外転症候群は、胸郭出口症候群のうちの原因の一つですが、胸部の筋肉によって、腕神経叢、血管が圧迫された状態を言います。この筋肉は、小胸筋と呼ばれる筋肉で(絵の胸の部分の赤い線)、肩甲骨の烏口突起から肋骨にかけて走行している筋肉です。腕を内転させる働きがあります。


小胸筋の緊張状態は、上腕骨の内旋、肩甲骨の内方下方変位によって起きている可能性もあります。また、菱形筋僧帽筋の中部などの筋肉の弱化も考えられます。


小胸筋の痙攣による神経血管の縞扼は、ライトテストと呼ばれる整形学検査によって、比較的簡単に検査することが出来ます。


ライトテスト
自覚症状のある人に座ってもらいます。


○とう骨動脈を触診して脈を管理します。

○脈を管理している側の腕を肩より上の高さまで外転、そして外旋させます。

○この状態で再び脈を管理します。


脈の拍動の弱化や消失は、小胸筋の痙攣烏口突起の変形や肥大や変位などの兆候を示唆しています。


過剰外転症候群は、小胸筋の痙攣ですが、背筋群の弱化も原因の一つに挙げられます。胸筋群の痙攣を除去して、背筋群の強化は過剰外転症候群の治療になります。


このように、比較的容易に判断が可能ですが、医療検査は欠かせません。特に自覚症状が両側に出てきた場合は、脊髄病変が考えられます。また、筋肉の異常ではなく、腫瘍やその他の重大な疾患が隠れていることもあります。自覚症状がありましたら、まずは医療検査を実施してください。
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